ハーブや園芸に関すること

なんだかわからない 〜 誕生花

ハーブに限った話ではないんだけれど、よくわからないのが誕生花。

1年間366日の毎日にそれぞれの花があるらしい。たぶん、開花時期にあわせて決められているのだと思うのだけれど、なんとも理解不能なことになっている。と言うのも、検索サイトで探してみて、実際に自分の誕生日で試してみたんだけれど、その結果が次の表のとおりだったんだ。

誕生花花言葉回数
シネラリア快活
クロッカス私を信じてください
クロッカス良い知らせ
さくらそう青春の悲しみ
つるにちにち草楽しい思い出
アマリリスおしゃべり
ネモフィラ愛国心

これだけバリエーションがあるとなるとどうしていいか解らない。好きな花を選んでしまえば良いのだろうか。多数決でいけばつるにちにち草かクロッカスみたいだけど、そういうもんじゃないでしょ。同じ花に対する花言葉だって違うのがあるし。信じる信じないという問題の遥か彼方へ行っちゃってくれてますよね。

誕生花は19世紀にイギリスで生まれたとのこと。それぞれの日に最も輝いている花なんだそう。どうなんですか、それ。誕生石も含めて、別に実害があるわけでもないし、話題にはなる。それはそうなんだけど。だったら誰かが統一するのか、というのも意味が無いのも理解できる。だけど、だけど。

誕生日がどんな日なのかを知る。それ自体の意味がそれほどあるかは解らないけど、自分のことを調べるのは楽しくもある。誕生花が「その頃に一番綺麗だ」ということなら、それはそれでいいし、いくつもあっても構わない。むしろ歓迎だ。だけど、つるにちにち草が綺麗に咲くのはいつなんだ。違うじゃないか。無理があるでしょ。考えてもみようよ、地域によって差があるじゃん。極端な話、南半球は季節が逆だぞ。

どうも商業的というか、花屋の策略というか、そんな風にさえ感じてしまった。相当ひねくれた発想だし、楽しんでいる人達には申し訳ないんだが、わざわざ「誕生花」なんていうことにしないで、「季節の花」でいいんじゃないか。思い出のある花を自分の花に決めたっていいんじゃないか。花を楽しむ、花を愛する、そういうことは全然別の世界にあるんじゃないか。

何を書くつもりだったのかわからない短文になってしまったけど、残念ながら「○月○日の花」という考え方に対して、不満を覚えたということだ。そうは言っても、実際に自分の誕生花を調べたわけで、自己矛盾もあるけど。

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