写真撮影に関する色々なこと

どれだけの差があると言うのか 〜 フィルム選択

写真を撮るにはフィルムが要ります。もちろんデジカメを使えばメモリが必要で、ビデオ撮影ならテープが必要ですが、ここではそっちの話はしません。フィルムも色々あり、値段も色々です。細かいことを言うと、メーカーやシリーズによって発色が違ったりするのですが、雑誌なんかで説明付で並べてあればわかるとしても、普通に使っているだけでは細かい違いなんて実はわからないんですけどね。

ふつうは35mmフィルムですね。店に行って最初に悩むのはメーカー。コダック、フジ、コニカ、あれや、これやというメーカー。これはもう「好み」でしょう。使ってみて、どんな理由でもいいから気に入ったのにすればいいんです。私は、以前はコダックだったんですけど、わりと最近はコニカもいいな、てところですね。これはネガフィルムの同時プリント出来上がりの好みです。たまたまコダックのフィルムを現像に出したらキズやらがついて仕上がってきたんで敬遠してるということもあります。純正ラボじゃないかも知れないけれど、純正ペーパーだったんですがね。それから、近所のカメラショップは純正ラボに出してくれるんですが、フジとの付き合いが強いみたいで、フジを多用するようになりました。よく使うショップのことも頭に入れて選ばなければいけないわけですね。

感度。これは簡単な話。感度が高ければ暗くても写るわけで。例えばISO100とISO400だと感度が4倍違います。4倍違うとどう違うかと言うと、シャッタースピードが4分の1になるわけです。感度が高けりゃ高いほどブレとかも起きにくくなるのです。動きの速い被写体でも流れずに写せますし、同じシャッタースピードなら絞り込むことができるので、フォーカスも合わせ易くなります。何でもうまくいってくれそうですが、その代わり、どうしても画質が悪いものになってしまいます。暗くても綺麗に写るなんて都合のいいことは無いわけですね、やはり。感度が高いからと言って、汚いというほどひどくはありませんが、比べてみると全然違います。できれば100、我慢の限界で400くらいまでにしましょう。高感度フィルムはそれなりの用途があるわけですが、花の写真を綺麗に撮りたい人にとってはあんまり適してはいないでしょうね。

カラーか白黒か。白黒フィルムを使うなら勇気をもってやってください。構図とか、うまくいくとカッコイイんですが、難しいですよ。白黒の花の写真というもの自体、勇気がないと挑戦できないとは思いますが。世の中、白黒写真撮る人も珍しいから、現像も苦労する場合があるようです。本当なら専用の方法で現像するのがいいんですが、カラー写真と同じ方法で現像されることが多いようです。それでもまあ許せる仕上がりだそうですが。「ようです」が多いくなっていますが、やったこと無くて知らないので御勘弁ください。カラーと同じってのは現像じゃなくてプリントだったかもしれません...

ネガかポジか。ネガというのは、普通使ってるフィルムです。。店に行って「フィルムください」って言って黙って出てきたらそれはネガのはず。現像されたフィルムを見ると色が反転してて、何がなんだかわからない奴です。ネガフィルムが多用されている理由は、フィルムとプリントが安く済むことなんですね。写真の撮影と現像は化学反応なんでよくわからないんですが、とにかく反転させた方が簡単だったり安かったりするようです。ポジの場合は、おおよそですが、フィルムがネガの倍くらいの値段になっています。現像は本来はネガとどっこいどっこいなはずですが、安い店とかがあまりないから、やっぱ多少高くつきます。プリントとなると、1枚100円からと高くなっています。

では、ポジフィルムはスライド用かというと、そんなことはありません。プロ用とかマニア用だと思ってください。要するに、ネガよりも綺麗なんです。だから高いんです。色合いが綺麗だし、もともとの色の再現もちゃんとしています。解像度も高い。大きく引き伸ばしたりすると差がわかってきます。扱いは確かに難しく、だから一般的になっていないってこともありますが、暗くても明るくても「同じように撮れてしまう」ネガと違って「わざと」狙った効果も出せます。全体を暗めにとか、明るめにとか、そういうのが出来るわけですね。一度は試してみる価値がある、と思うんだけど、どうでしょうか。

さて、私の場合はフィルムスキャナを使ってサイトに載せるから、プリントは必要ないわけです。そうすると費用はあまり変わらないわけで、それでポジを使っているというわけで。あ、ポジと呼ぶより、リバーサルと呼ぶ方が一般的かも。

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