写真撮影に関する色々なこと

やってみてわかること 〜 使用機材

便利だろうとか、うまく撮れるだろうとか、買うときには思うんですけど、いざ使ってみると期待外れだったりすることも多いですよね。使いこなせてないということも確かにありそうですが、相性みたいなものもあるかもしれません。とにかく、個人的に使ってみてどうだったかを書いておきます。参考に、なるといいのですけど。

カメラ本体は一眼レフ。わけもなくキヤノンが好きで、もっぱらEOSシリーズなんです。主に使ってきたのは650というモデル。かれこれ10年以上も前ので、キヤノンのオートフォーカス一眼レフ出始めの頃のものですね、これは。使い慣れているのが何より。それにしても、一眼レフも昔は高かったなあ。レンズやらストロボやらで一式で20万円くらいはかかってます。今では性能も上がっていて値段が下がってきていて、高級機種は相変わらず高いんですけどね。EOSシリーズならKissあたりで、交換レンズ付きで4〜5万円で買えますな。レンズは純正のが壊れたせいでシグマに買い換えて、主に35〜105のズームがメインです。単に安いから選んだもの。マクロレンズは高くてなかなか手が出ません。やはり値段を考えると標準ズーム中心にならざるを得ないわけです。新たに最近新機種を最近購入したので、今後のメインマシンとする予定です。

マクロ撮影、もしくはクローズアップ撮影をするには、普通のレンズだけでは限界があります。普通のレンズのマクロ機能じゃ足りない、と言うのが正しいかもしれません。標準レンズを使いつつ、何かしらの工夫が必要になります。最初は、クルーズアップレンズを使ってました。普通のレンズの前にはめ込む虫メガネのようなものです。実は安くなってたんで衝動買いしたというのがホンネでして、安いと言っても数千円でしたけど。それなりに使ってたので元は取ったと思うけど、あれは失敗だったと考えています。とにかく収差が激しく、色がにじむんです。今にしてみると、当時の写真は少々恥ずかしい作品になってしまいました。あの頃は、それでも喜んでいたんですけど。そこで次はマクロリングの導入となったわけです。これはレンズとカメラ本体の間にはめ込むただのワッカなんですが、それなりの精度が無くてはならず、値段もそれなりになっています。装着するのは面倒臭いけれど、こちらの方がずっと綺麗に撮れるのです。今ではこればかり使っていて、クローズアップレンズの出番はありません。マクロリングはマクロレンズよりも綺麗に撮れるという話もあるようですが、定かではありません。フォーカスの合う範囲が大きく変化してしまい、景色なども撮れなくなってしまうので、この点も非常に不便ではあります。ワーキングディスタンスが取れないなどのデメリットもありますが、動かない花の写真ならそこそこ使えるものだと思います。

フィルタも何枚か使ってみましたが、レンズ保護用が1枚とpl(偏光)があれば他は無くて良さそうです。plフィルタは結構高くて、しかも経年劣化するらしいから、本当なら買い換えていかなければならないものです。見た目じゃ劣化もよく解らないので、なかなか買い替えに踏み切ることができずにいます。踏み切れないということは買い換えないということなんですけどね。他に時々使ってるのはクロスフィルタくらいですね。ちょうどいいくらいの効果がなかなか出てくれないんで、そんなに重宝でもありませんし、使いこなしが難しいんですけど。特殊効果フィルタって、欲しくなるけど無くても困らないものの代表かもしれません。

マグニファイア。拡大機能の付いたアイピースエクステンダ。ビューファインダのところに着けて被写体を拡大しながら見てフォーカスをあわせるものです。カメラのAFに任せるんなら要らないわけですが、シビアにフォーカスを合わせるんためには必要です。特にマクロ撮影などを行うとカメラ本体のオートフォーカス機能はあてにならなくなってしまうため、マニュアルであわせなければならなくなりますから、あったほうが良いでしょう。ただし、真中しか見えないので、全体の構図が解らなくなってしまうことと、被写体を真中に置かなければならないことが不便になります。ディテールにどこまで凝るかということにより、必要性が変わってくるんでしょうね。

三脚2本に一脚1本。必需品には違いないですが、普通はそんなに何本も要りません。最初の三脚はビデオカメラも使うからって3キロもする立派なものだったんです。とにかくしっかり安定するから良いんですが、持ち歩くのがしんどくて、それでもっと軽い奴を買ったわけです。花の写真を撮る場合は、高さはあまり必要が無く、むしろ低く構えられるもので、ブレないものが必要です。最近は軽いほうばかり使ってますが、軽いと言ってもそれなりではあります。何故かメーカーは全部ベルボンになっていますが、大して理由はありません。マクロスライダーも買ったんですが、これはいらなかったと反省しています。衝動買いで無駄金を遣うのは性分かもしれません。

レフ板というほどのものではありませんが、小さい折り畳みのものを最近買いました。実際のところ、ボール紙に銀紙を巻いたもので足りるので、わざわざ買うこともありません。白い紙でも置いとけば済む場合もあります。こういう細かい、ちょっとしたアクセサリって何となく買ってしまったりするんですよね。わかってるんですけど、ついつい。ホコリ取りのブロアブラシだって無駄になってます。もしかしたら便利かな、と思って買ってしまうわけです。その時は、結構嬉しくて使うと便利だろうと思い込むんですけどね。

必要な機材なんて、最初から解ってたら世話はないんで、失敗もするもんだとあきらめざるを得ないようにも思います。どれでも、なんでも、使い慣れれば最高の機材ですよ。

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