マクロ撮影を行う場合を中心とした用語に関する独断流の解説を行います。厳密に正しいかということについては、無責任ながら「全て信用するのではなく参考としてください」と言わざるを得ませんので、御容赦下さい。
一眼レフ | レンズを通した実際の画像をビューファインダで確認しながら撮影できるカメラ。常に見た目と写真が同一になるため、レンズ交換が可能。ただし、機構的に大きく、かつ高価である。 |
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イメージャ | イメージセンサのこと。デジタルカメラにおいて、光を電気信号に変換する半導体lsi。通常のカメラのフィルムに相当する部分。 |
色収差 | 波長(色)によって光の屈折率が微妙に違うため、被写体の色がにじんだようになってしまう現象。マクロ撮影ではレンズで光を大きく屈折させるため、色収差が出やすく、輪郭の外側に青がにじむ。 |
画角 | 撮影できる範囲について、横方向(幅)を角度であらわしたもの。広角レンズは画角が広く(大きく)、望遠レンズは画角が狭い(小さい)。 |
クローズアップレンズ | カメラレンズの先端に取り付ける凸レンズ。虫眼鏡と同じ原理で被写体を大きく写すことができる。比較的安価で手軽だが、一般に収差が出やすい。 |
黒つぶれ | 暗すぎるために写真の一部が真っ黒になってしまう現象。 |
絞り | フィルムにあたる光量を調節するための機能。光量調節そのもののことを指す場合も多い。 |
白飛び | 明る過ぎるために写真の一部が真っ白になってしまう現象。 |
ディテール | 細部。詳細。細かいところまで克明に描写、表現されているということ。 |
ディフューザ | 拡散スクリーン。強い光線をやわらげるための半透明の板や布。 |
ハレーション | 逆光下や反射物へのストロボ撮影において、余分な光が写り込んでしまうこと。レンズ内部に直接光が入り込み、反射することで起きる。 |
被写界深度 | ピントが合ったように見える範囲(レンズからの距離)。被写界深度が深いほど広い範囲にピントが合う。 |
マクロリング | 一眼レフカメラにおいて、通常のレンズでマクロ撮影を可能にするために、レンズとボディとの間に設置するアダプタ。 |
マクロリングライト | マクロ撮影専用のストロボ。解消するための先端に輪(リング)形状をしたストロボで、レンズの先端部に取り付けて使用するもの。マクロ撮影の際には、通常のストロボでは被写体にうまく光が当たらず影ができてしまうため、これを避けるようになっている。 |
マクロレンズ | マクロ撮影が可能であるレンズ。レンズとの距離が非常に近い範囲までピントを合わせることができるレンズ。 |
マクロ撮影 | 被写体に近接し、拡大して撮影すること。フィルム上で被写体の実際の大きさに近いサイズで撮影するようなことを指す。写真焼付けや印刷、pc等での画面表示により、被写体よりも大きく見せることができる。 |
ラチチュード | 露出の変化に対する適応度。真っ黒になってしまう最低限の明るさから、真っ白になってしまう最大限の明るさまでの範囲の広さ。 |
レフ板 | 影の部分にも光を当てるための反射板。白い紙や、アルミフォイルを貼ったボール紙などでも代用できる。 |
ワーキングディスタンス | マクロ撮影を行う場合の被写体とレンズの距離。虫の撮影などではワーキングディスタンスが大きいほうが良い。 |