ネットワーク管理者

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ネットワーク管理者の役割とは何だろうか。

タテマエ上の役割ではなく、本音で考えてみたい。

勝手な事を書いているから、適切に解釈してくださいよ

Eメールがトラブっただの、WWWへアクセスできないだの、問題が起きれば対処しなきゃならない。新しいマシンを入れるだの、イントラネットがどうのこうので、設定をしなきゃならない。もちろん、本来の仕事に影響しないようにね。

ネットワーク管理者の役割
基本的にはネットワークに関する維持とか保守。IPアドレスやメールアカウントの管理と、専門システム部隊とのインターフェース役。なんだろうと思う。実際には、ネットワークに関連した全てのことと、コンピュータに関連したすべての事について、相談に乗り、トラブルを解決することが期待されたりする。机の下にもぐって配線をチェックし、動かないマシンの診断を行う。

必要な資質
ネットワーク関連での知識が必要。高いレベルでのネットワークの維持を行うなら、先見性とか、最新情報を持っておくとか、そういうのもあると良い。けど、あったらあるだけ、期待される事も増えてくる。期待され、それに応えるうちに能力が向上し、という好循環もあるかもしれない。ないかもしれない。結局、趣味が高じたというケースが多かったりする。

ネットワーク委員のストレス
いきなりストレスってのは何だけど、それが実態だから仕方ない。まずとにかく、ネットワークとコンピュータに関する何でも屋、よろず相談所になる。トラブルシュートに追い回される。勿論、本来業務があるわけで、この本来業務が忙しいときほど、ネットワーク関連の仕事も増える。マーフィーの原則ではない理由がちゃんとあって、本来業務多忙期は、職場全体の作業量も多いわけで、当然トラブルや課題が増えるからなのだ。それで、人のために何かやってあげれば、自分の作業は進まないし、第三者からは遊んでいるように見えるし。
業務多忙期が過ぎれば楽になるかと言うと、そういう時こそやらねばならないメンテがある。ネットワークを大規模に変更しようと言う話になれば、日中皆が使っている間は手を出せない。狙うのは昼休み、夜中、土日。そうまでしたところで、トラブルが減るとか、少しスピードが上がるという改善だ。知っている人から見れば重要なんだけど、トラブルは「起きないのがアタリマエ」だからさ、対して感謝されるわけでもないんだ。

ストレスの原因
ネットワーク管理者にはいくつかのタイプがある。皆それぞれストレスはある。そもそもの原因はどこにあるのだろう。(ここでは、これで食ってるプロは除く)
まず、昔(と言っても最近だけど)からインターネットやらの知識を持っていて、なるべくしてなったケース。この人達は能力はある(筈)。ジレンマを抱えている。一所懸命作ってきたインターネットの世界に対して、無知なる人々が群がってくるし、口出しをしてくる。自分のペースでやっていた事が、自分の責任で進めてきた事が、会社の仕事としてスケジュールに組まれたりする。趣味じゃないんだから当然だけど、気持ちの上では納得できないよね。
次に、多少の知識があって、やっぱり、なるべくしてなったケース。頑張って勉強していくと、上述のパターンに近くなる。勉強しなければ、後述するパターンに近くなる。
全然知識もバックグラウンドも無いのに、管理者にされてしまったケース。何がなんだか判らないのに、書類が廻ってくる。記入して返送するんだけど、意味なんか分からない。トラブルが起きてもうまく対処できないんで、専門家に相談すると逆に怒られる。何をやっても騙されているようだし、色々悩んだ分の成果が見えてこない。何で俺がやらなきゃいけないんだ。

本人の問題
結局本人の問題。自分だけの趣味に走ってしまうこと(人)もある。全体効率を考えて試行錯誤することもある。与えられた命題(トラブルや課題)をおざなりに解決するだけのこともある。言われた事だけやって先のことを考えない。先ばかり見て、当面役に立つ作業をしない。性善説も性悪説も採らないけど、どれにも共通するのは、周囲の人からの評価がしにくいってこと。つまり、良い事も見えてこないけど、良くない事があってもバレないってことだ。高いモチベーションを維持するのは難しい。

どうあるべきか
何とも言えないな。本人がどこまで責任感を持つか、趣味に走るか、全体効率を追求するか、によっても違う。周囲がどういう目で見るか、何を期待するか、によっても違う。とにかく、周りの皆もある程度の知識を持つってことが重要なんだろう。
何が言いたいかって言うと、別に無いんだけど、ネットワーク管理者も大変だから、優しくしてあげてね。