文系にも解るインターネット

インターネットとは何か。文系にも解るように、砕けたノリで解説を試みるページ。こんな風に理解しても構わないだろう、という内容なので、ここで得た知識でバッチリ、とは言い難いかも。

※実は、これらの文章を書いたのは随分前のことで、その後見直しをしていない。HTML文法がおかしいものとか、リンクが切れてしまっているものとかがあると思うけれど、どうかご勘弁願いたい。

インターネットできる?できない?

アプリケーション 〜 利用できるサービス
ドメインネーム
プロトコル
サーバーへの接続動作

Eメールの仕組み
メールヘッダー 〜 読み取れる情報
ネチケット

パソコン通信とインターネット
インターネットにおける危険
インターネットの怪しい世界

ネットワーク管理者
宇宙語 〜 専門用語(解説ではない)
後書き風



最初に
インターネットする、とかって発言が聞こえてきたり、インターネット○○とかって雑誌や本が目に付くようになってきている。それでは、と思って調べてみると、これが結構怪しかったりする。インターネットって何だろう、という疑問に対して、必ずしも正しい説明がなされていなかったり、ひどいものだと「インターネット=ホームページ」だったり。技術的な話になるとやたら難しいか、逆に、全然説明されていない。社会的な話になると、ノーカット画像の摘発だったりして、意見の表明はいいから、説明をしてくれといいたくなる。歴史を紐解いて、ARPANETだのUSENETだのという紹介をしてくれるのはいいけど、最初は軍事目的だったんだと決めつけて、訳の分からない講釈を述べてくれたりもする。笑い話なら良いんだけど。誰かに聞きにいくと、その人は宇宙語をしゃべるだけで、何から何までちんぷんかんぷん。

例えば、こんな理解
大型コンピュータの端末を使っていた時代に対して、コンピュータがパーソナル化してきた時には、相互の接続による情報(データ)交換が重要になる。自ずとネットワークができてくる。最初はローカルなネットワークだったとしても、もっと広げていくことで、情報交換によるメリットも一層高まってくる。分散しているネットワークが相互接続するには、共通の通信手段を決めておいてやれば良い。そうやって広がってきて、世界の全てのコンピュータが繋がる規模に発達してきた「ネットワークのネットワーク」がインターネットだ。
キーワードは2つある。一つ目は、分散されたネットワークが出発点だということ。二つ目は、共通な通信手段ということ。

一つ目
分散されたネットワークが出発点である。最初から世界規模でのネットワークを目指して誰かが作ったものではない。実際に皆、近所とつなぐことを行ってきたわけで、その結果として世界を覆うようになってきたのだから。誰かが作ったものではないということは、持ち主がいないことでもあり、管理運営者がいないことでもある。身近なネットワーク管理者やプロバイダーは、インターネットに繋ぐことをやっているだけで、インターネット全体を管理しているわけではない。誰でもが情報を発信できるがために、受け手側で取捨選択をしなければならない、そういう世界でもある。

二つ目
共通な通信手段として、IP(Internet Protocol)をベースにした実質的な規格がある。実質的な、というところが微妙な表現なのだが、これはRFC(Request For Comment)と呼ばれるドキュメント群で提案されたものであるため。RFCは厳密に守らねばならない法律ではないわけで、違反をしたとしても刑罰はない。いずれしっぺ返しのように不自由を感じることが出てくるであろうが、目先だけを言えば、他人やネットワークに迷惑をかけることになるだけだ。RFCそのものを学ぶ必要はほとんど無いと思われるが、共通な通信手段を守らなければネットワークそのものが維持しにくくなることと、ルールではなくRFCとしての「規格」が存在するということは知っておいたほうが良い。

我々にとってのインターネット
インターネットの持つ意味合いは、立場によって大いに異なる。もちろん情報交換の手段であることは言うまでもないが、そのものがビジネスチャンスでもある。EメールとWWWブラウザを使っていれば、情報交換に役立てていることになるだろう。いつでもどこでも必要情報をやり取りできるという付加価値は、情報交換という概念を変えてしまうものかもしれない。オーバーに表現するまでもなく、情報交換に必要となる時間の節約、つまりは効率向上に結びついていくものだといえる。我々(文系の人々)にとってのインターネットは、時間の有効活用の手段だと考えるべきなのではないか。こういうことをちゃんと考えておかないと、流行に乗るだけ、やってみるだけ、で資源を無駄にしてしまう。

インターネットとの付き合い
メールを使うだけ、ホームページを見るだけ、なら、インターネットに関する理解は必要ないだろう。それだけでも、色々なことができるんだということが解ってはくるだろう。じゃあ具体的に何かをしようと思ったときには、知識の有る無しがものを言ってくる。何事においても、簡単にできて効果のあることと、ものすごく苦労した挙げ句に効果が希薄なものとがあるわけだ。何事においても、事前に見極めができさえすれば、最善を尽くすことができるわけだ。インターネットに関しては、使う方法でさえ進歩の途上である。使う目的も進歩すべきだ。そのためにも、色々なことを考え、勉強しながら付き合っていくことが重要であろうな、と思うのだ。

最後に
以上でインターネットに関する解説はおしまい。いや別に手を抜くわけではなく、必要なことを説明したと思っているから。これでは足らんという方は、ちょっとばかし説明ページを作ってみたので、参照して頂きたい。リンクも少しあるけれど、満足が得られることは保証しかねるから、もっと真面目に取り組む意向のある方は、まず岩波新書の「インターネット」(村井純著)を購入し、一読を勧める。そして、後は、御自分で勉強なさるように。